妊活中は男性も葉酸サプリの摂取が効果的
妊娠、妊活といえば女性ばかりが注目を集めてしまいますが、男性の努力も大切です。
妊娠は受精、つまり精子と卵子が合体して成立するものですから、男性の精子も重要な役割を担っているのです。
健康で元気な精子でなければ卵子まで到達出来ませんし、受精した後の着床、また胎児の成長にまで影響があります。
男性不妊にも有効な葉酸サプリ
近年、女性の不妊に効くということで葉酸が注目を集めていますが、男性の精子にも良い影響を及ぼすことをご存しでしたか?
葉酸は妊娠計画中の女性だけでなく男性も積極的に摂るべき栄養素なんです。
カリフォルニア大学の研究で、サプリメントや緑葉野菜などから葉酸が多く摂取した男性は、精液の異常が少なく、特に染色体が異常な精子が少ないことがわかっています。
研究結果は、葉酸の高い摂取は精子の染色体異数性の低い発生に関係するという、統計的に重要な関係を示しました。
葉酸の摂取量が上位25%の、最も摂取量が多いグループは、より少ない摂取量のグループより、いくつかのタイプの染色体異数性が20~30%低下しました。
染色体異常を防ぐことで元気な精子の割合が増えると、受精、着床する確率も高まり赤ちゃんが順調に育つ基盤を作ることができます。
遺伝情報の書き込み
男性の体内では、精子に遺伝情報が書き込まれることになりますが、葉酸が不足するとこの書き込みが上手く行われなくなります。
遺伝情報に異常がある精子は、受精の確率が下がるばかりか、胎児も成長しにくくなり流産のリスクも高まってしまいます。
考えたくありませんが、なんとか出産までこぎつけたとしても、様々な障害を持つ可能性もあるんです。
そんな事態を避けるためにも、まずは男性自身が健康な状態を保ち、元気な精子を作らなければなりません。
食事だけでは足りない?
胎児の先天性異常はここ25年で2倍に増えていますが、主な原因は食生活の変化です。
欧米化した食生活により葉酸が不足しているのです。雑誌やインターネットで調べれば葉酸が豊富な食品などはいくらでも出てきます。
例えば、レバー、うなぎ、銀だら、うに、野菜ですとモロヘイヤにほうれん草、キャベツやブロッコリーなどがあります。
みんな知識としては知っていても、実際にきちんと食事で摂ることが出来ていないのです。
欧米ではサプリメントを摂る習慣が根付いているので先天性異常は日本よりも少ないのですが、日本は遅れています。食生活は欧米化しているにも関わらず。
厚生労働省は2000年から、妊娠計画中、妊娠中の妊婦は葉酸をサプリメントの栄養補助食品で付加摂取するように推奨しているのですが、このことを知っている人はそれほど多くありません。実際にサプリメントを計画的に摂取しているのは情報に敏感な一部の人だけです。
お酒好きは葉酸不足に注意
お酒を飲むと、アルコールが葉酸の吸収を邪魔してしまい葉酸不足になりやすくなります。
葉酸は水溶性なので、吸収されなかった分は尿として体外に排出されてしまうため、せっかくサプリメントで摂っても無駄になってしまいます。
妊活中は妻もお酒を飲めませんから、パートナーとして共にお酒を断つ勇気を持ちましょう。
妊娠は夫婦で頑張ろう
男性が葉酸サプリを摂取することは精神的な面でも大切です。やっぱり「夫婦揃って妊活に取り組む」という姿勢が欲しいじゃないですか。
妊活はどうしても妻が主導してやっていくことになりがちで、夫は後からついていくという状態になりやすいですし、上にも書きましたが、男性不妊については、まだまだ情報が伝わっていない部分が多いです。
妻ばかりが頑張って、夫は知らん顔では寂しいですよ。
サプリメントはつい飲み忘れてしまいがちなものですから、2人で取り組めば忘れることもないでしょう。
妊活夫婦におすすめなのは、天然由来成分でつくられた人気のベルタ葉酸サプリです。無臭で飲みやすいので口コミでの評判も良く、長く続けやすいサプリです。